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 そんなわけで、昨日18日、英国のノッティンガムで、サッカー男子五輪代表の日本VSベラルーシの強化試合が行われた。結果は1対0で日本が勝利。

 ベラルーシの五輪代表の試合を、初めて観たけれど、ああ並みのチームだなと思った。基本的には、自陣の低い位置でブロックを作る守備的なチーム。敵がボールを保持している時に、ボール保持者にプレッシャーをかけることはあまりなく、インターセプトでボールを奪うことを狙っている。体格が良く足が長いので、そんなやり方でも時々ボールが奪えてしまう。そして、いったんボールを奪うと、OA選手を中心とした前線の3~4人だけで少ない手数でフィニッシュまで持って行くと、そんなコンセプトのチームのようである。自分たちで主導権を握って相手を崩すという力はなさそう。

 試合を通じて、ベラルーシ代表の光る部分というのをあまり見出すことはできなかったが、それでも欧州予選を突破できたのは、選手のほぼ全員が国内のクラブ所属であり、しかもBATEボリソフの選手が主体ということで、他の国に比べてチーム作りがやりかすかったからではないか。全体に、良く規律はとれているなと感じた。チームとして良くまとまって、接戦をものにして勝ち上がってきたのだろう。

 昨日の試合では、日本代表は引いて守る相手にやや攻めあぐんでいたが、基本的には相手は引き籠りなので、バイタルエリアは自由に使えており、そこを上手く使えた時には何度かチャンスを作っていた。そして、後半36分、杉本→東→杉本とバイタルでの大きなワンツーで相手を左右に揺さぶり、相手DFがその揺さぶりでコケてしまったところを、杉本がゴールにたたき込んで決勝点を決めた。

 昨日の試合を観た限りでは、日本がトゥーロン国際大会で当たった相手の方が、脅威を感じた。日本としては、勝ったのは良かったけど、もうちょっと骨のある相手とやりたかったかも。

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