服部倫卓のロシア・ウクライナ・ベラルーシ探訪(ブログ版)

私のホームページ「ロシア・ウクライナ・ベラルーシ探訪」(http://www.hattorimichitaka.com)のブログ版です。

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 ロシア南部のロストフナドヌーで新空港が建設されている件については、以前当ブログで取り上げたことがある。要約すれば、ロストフナドヌーでは、ソ連崩壊後のロシアで初めてのケースとして、新しい空港が完全に新規に建設されることになった。V.ヴェクセルベルグの「レノヴァ」系の「地域空港」が、その開発に当たっている。新空港はロストフ市からは30kmの距離にあり、年間の旅客処理能力は800万人。官民パートナー方式で建設が行われており、投資総額は372億ルーブル、うち連邦予算が180億ルーブル、9億ルーブルが州予算、183億ルーブルが民間投資となっている。2016年、新空港の名称は、プラトフ空港に決まった。空港に名前が冠せられるマトヴェイ・プラトフとは、ナポレオン戦争でドン・コサックを率いて戦ったロシア帝国の将軍、アタマン(首領)で、ノヴォチェルカッスクの街を築いたのもこの人である。

 さて、最新のこちらの記事によれば、ロシア連邦航空庁は11月8日、完成したプラトフ空港に操業許可を発行した。なお、これに先立ってはメドヴェージェフ首相がプラトフ空港の開業を許可する政府指令に署名しており、同指令は11月27日付で発効することになる。新空港の開業に伴い、2018年3月1日をもってロストフの旧空港は閉鎖される。というわけで、2018年のワールドカップでロストフを訪問する観客をさばくことになるのは、プラトフ新空港となる。


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NATO

 申し遅れたが、ブリュッセルの現地調査は11月6日に終わり、7日に無事帰国したところ。しかし、本日は調査月報の締切日なので、ブログは手抜きの日とさせていただく。ブリュッセル滞在の最終日、NATOを訪問して聞き取り調査を行った。NATO本部はブリュッセルの中心から少し外れたところにあるのだが、現在、新庁舎に移転しようとしているそうで、上掲の写真がその新しい庁舎になる。移転は少々難航しているとのことだ。それにしても、世界最強の軍事同盟の割には、あまり「強そうでない」外観である。


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 こちらの記事によれば、IMFの駐ウクライナ代表のリュングマン氏はこのほど、ウクライナでは汚職により毎年の経済成長率が約2%低下していると指摘した。キエフで開かれたフォーラムの席で述べたもの。IMFは、汚職の根絶によりウクライナの成長が加速すると見なしており、汚職対策裁判所の開設を主張している。


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 以前こちらで報告したとおり、ウクライナとEUは連合協定を結んで自由貿易関係が成立したのだが、EUはウクライナ産主要農産物・食品に対しては「関税割当」を設定し、それらの品目については一定量のみ無税で輸入する制度となっている。だが、その無税割当量があまりに少ないということで、ウクライナ側の不満が高まり、EUは協定とは別枠の独自の優遇措置として、追加的な無税枠をウクライナに与えることになった。

 それで、今日ご紹介したいのは、こちらの記事などが伝えている動きであり、モルドバも同じようにEUによる無税枠の拡大を求めているという話である。各品目につき、年間割当量をそれぞれ以下のように引き上げることを求めているという。

  • ブドウ:1万t → 2.5万t
  • プラム:1万t → 2万t
  • 小麦:7.5万t → 25万t
  • 大麦:7万t → 10万t
  • とうもろこし:13万t → 25万t
  • 砂糖:3.7万t → 5万t
  • アルコール飲料:0.25万t → 1.5万t

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weichai

 中国にWeichai Powerという老舗のディーゼルエンジン・メーカーがあるそうである。今般初めて知ったが、こちらの記事によれば、ミンスク自動車工場(MAZ)とそのWeichaiの合弁により、ミンスクのベ・中工業団地において、ディーゼルエンジンの生産が行われるということである。本件については、1年前にルカシェンコ大統領が訪中した際にMOUが結ばれていた由。工場は2.5haの敷地を擁し、工業団地の入居企業として優遇措置を受ける。2019年中にも生産が始まる見通しである。ベラルーシ国内だけでなく、CIS域内・域外市場への輸出も想定している。


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 ポーランド語なので読み方に自信がないが、ポーランド北東部に人口2万人あまりのザンブルフという街があり、その紋章が上掲のようにヨーロッパバイソンを大々的にあしらったものである。ベロヴェージ原生林にも近いエリアなので、地域のシンボル的な意味があるのかもしれない。


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 ブリュッセル市内のEU本部の近くにある欧州歴史博物館を見学。欧州石炭鉄鋼共同体を象徴する1953年産の鉄のインゴットを展示(本物かレプリカかは不明だが)。「EUROP」と刻印されており、フランス語で見られる語尾のe、ドイツ語、オランダ語、イタリア語で見られる語尾のaを省略しており、石炭鉄鋼共同体の妥協の精神を体現しているという。


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 以前、「ロシアのW杯レガシー対策」と題するエントリーをお届けしたことがある。その続報的な話題として、こちらの記事によれば、プーチン大統領はこのほど、メドヴェージェフ首相、ボルトニコフ連保保安局長官(なぜ?)、地域首長らに対し、2018年FIFAワールドカップのレガシー有効活用に関するコンセプトを2018年3月30日までに策定するよう指示した。

 前回エントリーで報告したとおり、私の理解によれば、すでに2015年6月にレガシーコンセプトが策定されているはずなのだが、それをさらに煮詰めた新構想を追加的に策定せよとの指令なのだろうか。


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 ブリュッセルに来る行きの飛行機の中で読んだ本。明石順平(著)『アベノミクスによろしく』(2017年、インターナショナル新書)。内容は、以下のとおり。

 アベノミクスの失敗をデータで徹底検証!  「アベノミクス以降の実質GDPは、3年間で比較すると民主党政権時代の3分の1しか伸びていない」「2014年度の国内実質消費は、戦後最大の下落率を記録」「GDP算出基準改定のどさくさに紛れてGDPを異常にかさ上げ」といった知られざる事実を、政府や国際機関による公式発表データを駆使して導きだし、詳細に分析!  さらに「アベノミクスの成果」と謳われる雇用の改善がアベノミクスと無関係であること、株価の上昇が官製相場によるものであることなどもデータで明らかにする。本書はアベノミクスが空前絶後の大失敗に終わっただけではなく、日本の未来に超特大の副作用を残していることを平易な文章で暴き出す。豊富なデータにより、アベノミクスの本当の姿が今、明らかになる。

 アベノミクス、リフレ政策に関する議論は、神学論争と化しており、賛成派・反対派の議論が収斂することは永遠になさそうである。ただし、賛成派はアベノミクスにより近い将来に日本経済は大復活すると予言しているのに対し、反対派はそれには効果がなく、むしろ無軌道な金融緩和が日本経済の混迷を深め、危機的状況に至る恐れがあると主張しているわけだから、どちらが正しいかはそう遠くない将来に歴史が証明することになるのではないか。もっとも、アベノミクス推進派は、たとえそれが破綻したとしても、「財政政策が不充分だった」などと弁明し、負けを認めないだろうが。

 アベノミクスやリフレ政策に関しては関連書があまたあるが、その中でも本書は平易ながら問題点を的確に示した啓蒙書として、広く読まれるべきだろう。特に、GDP改竄に関する下りに、本書の新味がある。ただ、著者は弁護士であり、本来であれば経済学者が率先してこのような警鐘を鳴らすべきだと個人的には思うが、どうだろうか。

アベノミクスによろしく (インターナショナル新書)
明石 順平
集英社インターナショナル
2017-10-06


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 こちらの記事によれば、ディナモ・キエフの公式HPから、ロシア語ページが削除されたということである。ウクライナ語および英語だけとなった。確かに、閲覧してみると、そうなっている。ディナモ・キエフのサポーターの多数派はロシア語話者だろうし、私の知る限りチャントもロシア語のはずだが。ご苦労様としか言いようがない。


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 名前は確認しそびれたが、王家も冠婚に利用するという、ブリュッセルの由緒ある教会。


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 こちらの記事によると、ウクライナのP.ポロシェンコ大統領はこのほど、「ウクライナにおける会計・財務報告法」に修正を加える法律に署名した。これにより、ウクライナの会計基準はEUスタンダードに合致したものになり、ビジネス環境が向上すると期待されている。議会は同法案を10月5日に可決していた。


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 こちらの記事が、「日本のビジネスミッションは、クリル諸島(北方領土のこと)でマリクリトゥーラに特に関心を寄せた」という見出しになっていて、正直言うとマリクリトゥーラ(марикультура)という単語を知らなかったものだから、何だろう?これは?と疑問に思った。調べてみると、марикультураとはморская культураのことであり、要するに養殖漁業等を意味しているらしい。

 記事によれば、日本のビジネスミッションは国後島に到着すると、農業、観光、エネルギー、環境、養殖漁業の5つのグループに分かれた。中でも養殖漁業は、優先的な分野の一つとなっており、サハリン州首相と日本の長谷川 榮一総理補佐官が同行したのもまさに養殖漁業グループだった、という。


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 12時間のフライトを耐え抜いて、ブリュッセルに到着。中央駅の目の前のホテルにチェックイン。西ヨーロッパは10年ぶりくらい。


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 実は本日からブリュッセルに調査出張であり、あまり時間がないので、簡単な記事だけ。

 ロシアは先日、クリミアの風物をデザインに取り入れた新札を発表したが、こちらによると、ウクライナ中央銀行はウクライナの各銀行がそれら新札を取り扱うことを禁止することを決め、このほどその具体的なリストを発表した。それによると、額面200ルーブル、100ルーブルの紙幣の取扱が禁止される。また、11種類の硬貨も対象になっており、それらは2014~2017年に発行されたセヴァストポリ、フェオドシア、ケルチ等を描いた2、3、5、10、25ルーブルのコインだという。

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 こちらのサイトこちらのニュースが伝えているとおり、ロシア政府は10月25日付の政府決定により、欧米およびウクライナに対して適用している食品輸入禁止措置の品目を拡大することを決めた。新たに対象になったのは、生きた豚(HSコード0103)、食用のくず肉(0206、一部を除く)、豚の脂肪(0209)、豚脂等(1501-1503)となっている。

 ウクライナ産サーロを締め出して、圧迫を強めようという意図か?


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 こちらの記事によると、国際的な格付け機関のフィッチは10月28日、ウクライナの外貨建ておよび自国通貨建て長期ソブリン債の格付けをB-で据え置くと発表した。アウトルックは安定的。フィッチによれば、この格付けは、ウクライナの政府債務の重さ、銀行セクターにおける構造的欠陥、地政学的および政治的リスクなどを反映したものであるが、現状ではリスクの上昇も低下も見込まれていないのでアウトルックは安定的となった。


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 エカテリンブルグのスタジアムは、一応、新設ではなく、既存のスタジアムの改修工事ということになっているけれど、かつてのスタジアムの名残を留めているのは、たぶん入り口の部分だけであり、実質新築みたいなものだろう。

 このスタジアムで面白いのは、両エンドのゴール裏の客席が、羽みたいに建物からはみ出していることである。これは、どうも仮設スタンドのようであり、大会後には撤去してスタジアム全体を外壁ですっぽり覆う予定であると見られる。なかなか賢い。


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zubr

 先週までヘラジカのシリーズをお届けしたが、ネタが尽きたので、今週からヨーロッパバイソンのシリーズ。といっても、その事例はあまり多くない。今回取り上げるのは、ベラルーシ西部のグロドノ州の紋章。帝政ロシア時代のグロドノ県の紋章のデザインを踏襲しているということである。上掲のとおりグロドノ州がバイソンなのに、下に見るようにグロドノ市は鹿のデザインというのが面白いところである。バイソンで有名なベロヴェージ原生林は主にブレスト州に位置しているものの、少しだけグロドノ州にもかかっている。グロドノ州の紋章のバイソンは、当地のユニークな動物相を象徴している。

shika

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 少々風変わりな情報をキャッチしたので、ご紹介する。こちらのサイトによると、12月6日に東京で«Russian Gastro Week»という催し物が開催されるということである(Weekという割には1日だけ?)。主催はロシア輸出センターで、すでに中国やベトナムでも同様のイベントを開催済み。ガストロとは「胃袋」のことだと思うが、要するにロシアのグルメを紹介するイベントということらしい。ロシアの食品メーカー50社以上が出展し、日本側の輸入業者・ディストリビューターも150社以上参加予定なのだとか。具体的には、«Макфа», «Группа Черкизово», «Микоян», «Биофудлаб», «Русский икорный дом», «Объединенные кондитеры», «КДВ групп», «Лина», «Аквалайф», «Агросоюз», «Иль Мио мороженко», «Игристые вина», «Конфаэль», «Нарзан», «PIKKI & KLIN Snacks»といったロシアの食品メーカーの参加が見込まれているという。ただ、肝心の会場や開催時間が明記されておらず、一体いつ・どこに行ったらいいのやら。一般向けではないのかな?


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 ロシア政府による政策措置で、重要な動きを見落としていたので、後追いになって恐縮だが、取り上げておく。こちらのサイトに見るとおり、ロシア政府は2017年7月12日付の政府指令で、「連邦執行機関によって優先的に輸出支援が行われる製品(商品、作業、役務)のリスト」と称するものを制定した。周知のとおり、ロシア当局はエネルギー・資源以外の付加価値の高い商品の輸出を伸ばしていきたいという意向を有しており、今回政府による輸出促進の対象となる具体的な分野のリストを制定したというわけである。具体的には、以下の分野が挙げられている。

  1. 民需機械(注:つまり、軍需産業以外の機械産業ということ)。
  2. 化学品(無機肥料、未加工のポリマーおよびモノマーを除く)。
  3. 農工コンプレクスの商品。
  4. 医薬品、医療製品。
  5. 金属加工製品。
  6. 林業・木材製品(丸太を除く)。
  7. 軽工業製品。
  8. 建材。
  9. 消費財(印刷物、玩具・子供用品、衛生用品、食器、宝飾品、眼鏡、楽器、家具、照明、小物、文房具)。
  10. サービス(観光、教育、医療、エンジニアリング、建設、メンテナンス・修理、IT)。

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 ワールドカップに向けたスタジアム建設、総じて順調だと理解しているけれど、もしかしたらサマラはちょっと遅れ気味なのかな? 上の動画は10月25日のものだということだけど、スタジアムの周辺も含め、他の都市に比べると、やや進捗が遅いような印象を受ける。


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 まったく知らなかったが、Global Hunger Indexといって、世界各国の飢餓の有無を指数化して比較した資料があるそうだ。少々重いが、こちらからその最新版のレポートを入手できる。

 本件については、ウクライナのこちらの情報サイトで知った。上の図は、旧ソ連・東欧諸国だけを比較したものであり、上の国ほど飢餓比率が高く、下の国ほどそれが低くて安泰、ということになる。ただ、中東欧の中でもポーランドやチェコのような比較的豊かな国は、この図の対象にはなっていない。ともあれ、この顔触れの中では、ベラルーシが2番目に優秀で、ウクライナも6番目に優秀という結果になっている。一般的にはロシアやカザフスタンの方が豊かというイメージがあるが、貧富の格差などから、食うのに困る人も意外に多いということだろうか。中央アジア、コーカサス諸国は飢餓指数が全般に高目だ。


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 似たような話題が続いて恐縮だが、こちらの記事が、ロシアの自動車輸出と、公的機関の「ロシア輸出センター」が果たす輸出促進機能につき伝えている。ロシア輸出センターのP.フラトコフ総裁によれば、2017年に入ってからの7~8ヵ月間で、ロシア自動車産業の輸出は前年同期比30%ほど拡大している。これは、一つには前年の実績が低調だった効果もあるが、上々の成果であることは間違いない。ロシア輸出センターは、キューバ向け輸出支援を行い、これは2億ドルに上るKamAZトラックの大型供給案件だった。KamAZを中南米向けにこれほど大量に輸出するのは、過去数年で初めてのケースであり、特にキューバ向けとしては最大規模の取引だった。この供給は、現地におけるサービスセンターの開設と同時に進められた。現在、ロシア輸出センターはメキシコ向けのUAZ車輸出プロジェクトに着手したところである。その他の中南米諸国にも、KamAZ、UAZ、ある程度はAvtoVAZも輸出促進していくことを計画中だと、フラトコフ総裁は述べた。


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 ロシア経済発展省のこちらのページに、ロシアの一連の経済特区が、英フィナンシャル・タイムズの傘下にあるfDi誌の経済特区の国際アウォードでノミネート・受賞したという話題を伝えている。なお、原典はこちらであり、レポートは無料でダウンロードできる。

 ロシアの特区は、アラブガ、リペツク、トリヤッチ、チタンバレーという4つの工業生産特区が、ノミネートまたは受賞を果たした。中でも、アラブガは欧州の大口顧客部門で最優秀賞を受賞しており、これは3年連続での受賞という快挙である。アラブガは2年連続で世界最優秀賞にもノミネートされた。リペツクは、プロジェクトを拡大した特区、税制の改変を行った特区という2つの部門でノミネートされた。トリヤッチは、潜在的な競合者という部門にノミネートされた。チタンバレーは金属産業に特化した世界で唯一の特区であることが評価された。

 なお、私の関係国では、カザフスタンのInnovation Technology Park Specialが、アジア太平洋の小口顧客部門で最優秀賞を受賞したようである。


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 こちらによると、ロシアのD.マントゥロフ産業・商業相はこのほど、メキシコを一種のハブとして、中南米市場にロシア製自動車の販売拡大を図りたい考えを示した。メキシコのサン・ルイス・ポトシで開催されたビジネスフォーラムの席で述べたもの。大臣によれば、今日、国際間の通商関係は錯綜しており、ロシアは中南米諸国に自動車を輸出するために「工業自動車ハブ」を設けることを検討しており、メキシコはその有力候補地である。メキシコを活用すれば、メキシコが貿易実績のある相手国が射程に入ってくるわけで、それにはNAFTAの枠組みも含まれる。今日の現状では、もはやWTOのルールは機能しておらず(注:おいおい、そんなこと言っていいのかよ)、制裁が横行するなど、まったく異なったメカニズムが機能している。そこでロシアも自国市場を守っているのである。大臣は以上のように述べた。


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 こちらの記事によると、ウクライナのザポリージャ自動車工場(ZAZ)では現在、稼働率が10~15%に落ち込んでいる。1時間当たりの生産台数が3台にすぎず、これは2013年の10分の1の水準である。M.エウドキメンコ社長が、マスコミ向けの工場見学会の場で明らかにした。従業員数は2013年の5,000人から、現在の2,500人へと、半減した。不振の原因はウクライナ国内市場の販売難である。2016年のウクライナ乗用車市場における新車の販売台数は41%減少し65,500台に終わった。ただ、2017年1~9月では前年同期比31%増大し、57,800台となっている。2016年にZAZは前年の2倍に当たる6億グリブナの純損失を計上した。ZAZは2014年12月から2015年4月までは全面的な操業停止を余儀なくされた。


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 ヘラジカのシリーズをお届けしており、今回はロシア・ムルマンスク州のレヴダ町。以前、スヴェルドロフスク州レヴダ市の紋章を紹介したことがあったが、今回は同名ながらそれとは違う集落である。左にヘラジカ、右に普通の鹿を対置させている面白い図柄だ。北極圏らしく、王冠の上にオーロラが見られ、これはロシアの紋章としては初のことだったらしい。


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