こちらのニュースによると、9月18日にヨーロッパ・サッカー協会(UEFA)の執行委員会が開催され、その席でウクライナ・サッカー協会はロシアがクリミアのサッカー・クラブを一方的に自国の管轄下に編入し、ウクライナ領であるクリミアでロシア主催の試合を無許可で開催したかどで、ロシアに制裁を科すことを主張することになるという。A.コニコフ・ウクライナ協会会長がこのほど表明した。コニコフは、UEFAはロシア協会の会員資格を停止することになる可能性もある、としている。
まあ、確かにヨーロッパのサッカー世論的にも、ウクライナに対する同情、ロシアに対する反発の方が大きいかもしれない。もう一つのポイントとして、ウクライナはH.スルキス氏をUEFAの副会長として送り込んでおり、UEFA上層部における影響力はロシアよりも上なのではないかと思われることだ。ただ、確認のためこちらのページを見て初めて知ったが、UEFAってプラティニ会長の下に5人の副会長がいて、その副会長全員の序列が決まっており、ウクライナのスルキスは第5副会長なのね。いずれにしても、ロシアのS.フルセンコ氏は執行委の平メンバーだから、影響力はウクライナの方が上だろう。ただ、さすがにロシアの会員資格を停止するというのは、現実的だろうか? となれば、必然的に、すでに始まったEURO2016予選からロシアを外すことになり、影響が大きいし、当然クラブにも適用されるだろうから、まさに今週開幕したUEFAチャンピオンズリーグからロシアの2クラブが抜け、莫大な利益が吹き飛ぶことになる。まあ、もう少し事態の成り行きを見守ることにしよう。
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