あまりフォローできていないが、こちらのニュースによると、モルドバ議会選挙の結果は、99%開票の段階で、主な党の得票率と獲得議席数は以下のようになっているということである。投票率は55.6%だった。
- 社会主義者党:20.77%:25議席
- 自由民主党:19.97%:23議席
- 共産主義者党:17.72%:21議席
- 民主党:15.91%:19議席
- 自由党:9.53%:13議席 以上が議席獲得
- 共産主義者・改革者党:4.98%
- モルドバの選択-関税同盟:3.17% など
それで、こちらの記事で、ロシアの有識者が、モルドバ議会で成立しうる3つの連立のシナリオというのを語っている。第1に、「ステイルメイト連立」というもので、これは社会主義者と共産主義者の連立。少数派の連立になるが、3分の2の賛成を必要とするような重要決定を阻止することはできる。ただ、これが成立する可能性は高くない。第2に、「欧州連立」のシナリオがあり、自由民主党、民主党、自由党が連立を組むというもので、これは現実的なシナリオの一つ。ただし、この場合、自由党のM.ギンプ党首の反ロシア的な言動に手を焼くことになり、同党がNATO加盟の主張を強めたりすると、ロシアとの関係が決定的に悪化する。第3に、「広範連立」というシナリオがある。これは、共産主義者党、自由民主党、民主党が連立を組むというもの。左右の両極端な党派を排除でき、ロシアも欧州も満足させられ、最も可能性が高いシナリオ。
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